アビスパ福岡に対するJリーグの制裁問題について INDEXへ戻る


 大住良之「フットボールの真実」の第110回「アビスパの「規約違反」に断固たる制裁を」には、読者の皆さまからたくさんのご意見・ご質問をいただいております。「フットボールの真実」では、これにお答えする形で第111回を掲載しておりますが、これと併せて、メールでいただいたご意見のうち、ご本人にご承諾いただいたものについては本欄でご紹介しています。本問題についての様々な考え方や認識が広まることを期待し、引き続きご意見を募集します。本欄後ろのメール宛までお送りください。その際、本欄での公開の是非もお書き添えください。(編集部)

 大住良之「フットボールの真実」
 ■第110回「アビスパの「規約違反」に断固たる制裁を」へ
 ■第111回「アビスパ福岡に対するJリーグ制裁問題のご意見に答えて」へ
 ■第118回「Jリーグ規約第42条の「精神」」へ



22■樫澤秀木さん

大住良之様

アビスパ・サポーターの樫澤秀木です。「第118回コラム Jリーグ規約第42条 の『精神』」を拝見いたしましたが、多くの部分で賛同できませんので、改めて反論 のメールをいたします。

● ピッコリ監督の名前
 本題に入る前に、コラムの中で書かれているピッコリ監督の名前が間違っているこ とについては、本人に代わり厳重に抗議したいと思います。コラムでは、「ホルヘ・ ピッコリ監督」となっていますが、正確には「ネストール・オマール・ピッコリ」で す。非難する相手の名前を間違えるとは、少なくとも「ジャーナリスト」にあっては 許されるべきことではないのではないでしょうか。しかも、このような情報は、アビ スパのホームページを見れば簡単に分かることです。
(http://www.infoqshu.ne.jp/avispa/html/GAMEN04.html を参照)
  ちなみに、「ホルヘ」氏は、ブルックス時代のピッコリのチームメイトで、現在、福 岡市内でアルゼンチン料理の店を開いておられます。この件に付きましては、本人へ の謝罪と、なぜ大住氏がピッコリ監督の名前を間違えられたのかについて明確な説明 を求めたいと思います。

● 道徳によって制裁は可能か
 今回のコラムの主旨は、「規約42条は、道徳的規定である。今回、Jリーグが 『補足基準』を制定したことによって、むしろ『道徳が吹き飛ば』されかねない。」 ということと理解しました。 私は、42条は心がけ規定と解すべきだと述べて参り ましたが、心がけ規定と道徳的規定は、その内容に若干の違いはあるものの、似たよ うなものです。その点では、大住氏と私の見解は近くなったと言えるかもしれませ ん。(私は、今回『補足基準』をJリーグが定めたことについては、少なくとも各ク ラブ・監督とも、制裁を受ける・受けないの目安が付くという点で評価しています が、この点についてはここではこれ以上触れません。)
 そうすると、問題は、「道徳によって制裁は可能か」ということになると思われま す。大住氏の主張は、道徳によって「断固たる制裁」が可能ということでしょう。し かし、考えてください。「道徳的非難」とは言いますが、「道徳的制裁」とは普通言 いません。
 それは、「道徳」という言葉と「制裁」という言葉が、本来結びつかないからで す。「制裁」とは、それに承服しない者を強制的に処罰するという意味があります。 そのためには、明確な基準と慎重な調査・公平な扱いが必要であることは言うまでも ありません。他方、「道徳」とは普通、個々人の内面的価値判断を意味し、それは核 心部分では人々の間で共通するものの、個々人によってかなりちがいのあるもので しょう。
 そうすると、「道徳的制裁」とは、個々人によってかなり違う意味内容を持つ恐れ のある「道徳」によって、それに承服しない者を強制的に処罰するということになり ます。そうだとすれば、それはかなり危うい言葉ではないでしょうか。端的に言っ て、「道徳的制裁」という言葉に、強者の恣意に基づく「リンチ」という意味合いを 感じ取るのは私だけでしょうか。大住氏の主張には、どこか「権威主義」ないしは 「全体主義」の臭いが感じられます。

● 取材は公平か
 今回のコラムで、大住氏は、Jリーグ理事で「法務の専門家」(大住氏は「法律の 専門家」と「法務の専門家」とを使い分けていらっしゃいますが、それはどのように 違うのでしょうか?)である小竹伸幸氏に独自に取材されています。そのような努力 には敬意を払いますが、しかし、独自に取材するのであれば、それは公平に行ってい ただきたい。少なくとも、非難の対象であるアビスパ福岡やピッコリ監督にも取材し ていただきたい。そのような取材をされていれば、上記のようなピッコリ監督の名前 を間違うこともなかったのではないかと思われます。
 さらに後述するように、大住氏はアビスパの「サポーター、ファン」をも非難され ているわけですから、少なくともその代表には取材していただきたい。誰かを非難す る際、慎重な調査と公平な取り扱いをする事は、ジャーナリストの基本ではないかと 思います。

● クラブは「精神」で監督を指導できるか
 大住氏は、クラブはJリーグの精神に基づいて監督を説得しなければならないと主 張されています。しかし今回の状況を考えていただきたい。今回、「ベストメン バー」の内容が問題になったわけですから、クラブが監督を説得するには、それなり の根拠が必要になります。それは、「ベストメンバーについては監督が一番知ってい る」「これが今日のベストメンバーだ」という監督の主張を覆せるだけの説得力を 持っていなければなりません。そのような根拠も示さずに、クラブが監督を「説得し よう」としてもそれは不可能でしょうし、それはクラブと監督の不仲を生じるだけの ことでしょう。そのような場合に、クラブが「Jリーグの精神」というあいまいなも のを持ち出しても何の説得力もないでしょう。
 もし、「クラブは具体的な根拠を示せなくとも、頭から監督を押さえつけろ」と おっしゃっているのであれば、大変残念な主張といわざるを得ません。しかし、コラ ムの文面からは、少なくとも私にはそのようにしか理解できません。ここからも、大 住氏の主張には「上意下達」の「権威主義」が感じられます。

● サポーターやファンを非難できるか
 最後に、大住氏は、「特にアビスパのファンやサポーターがピッコリ監督の方針を 支持したことが問題である」旨、述べられています。私にはこの主旨は全く理解でき ません。なぜファンやサポーターまでもが非難されなければならないのか、理解でき ないのです。どのチームのサポーターであれ、ほとんどの人が、この主張には反発す るのではないでしょうか。
 実際、アビスパのサポーターの中からは、ピッコリ監督を支持する声しか聞かれま せんでした。あるサポーター団体は試合中に「ピッコリを支持します」という横断幕 を掲げ、「ピッコリ!」コールを繰り返しましたし、またあるサポーター団体は「僕 たちはピッコリを支持します」というチラシを配りました。いくつかのサポーター団 体が一緒になった会議も開かれました。
 大住氏は、規約42条を生かすか殺すかの最終的責任はサポーターやファンにあ る、と述べられていますが、逆になぜ大半のアビスパ・サポーターがピッコリ監督を 支持したのかを考えていただきたい。そしてこの事件があったにもかかわらず(ある いは事件があったからこそ、と言うべきでしょうか)、なぜ博多の森球技場に多くの サポーターが詰めかけるのかを考えていただきたい。むしろ、そのサポーター心理を 明らかにすることこそ、「サッカー・ジャーナリスト」の仕事の一つではないかと思 われます。少なくとも、サポーターやファンを非難して終われりとすることは、 「サッカー・ジャーナリスト」のすべきことではないと思われます。

 以上につき、反論等いただけましたら、幸いです。



21■T.K さん

 Jリーグの裁定がでたことで今回の問題は一応の決着がつきました。「罰金1,0 00万円」等と厳しい罰則が噂されたに比べれば始末書というのは、しまらない結果 と思えました。

 しかし、大住氏のコラムにあるようにこの規約が「道徳」と考えれば、むやみな罰 則よりもこれを機会にJリーグの試合について考えることが大切なのかなと感じま す。その意味で何か客観的定量的な基準ができるようですが本当に必要なのかなと思 います。

 ナビスコ杯のあり方も問題ですが、京都が東京に勝ったり、川崎Fが柏に勝った り、内容が充実していると思います。「京都−東京」はニュースにも取り上げられて おり、すぐ後に、リーグ戦で両者の対戦があり、非常に高い関心をもって試合を見る ことができました。仮にエンゲルスがJ1残留のためナビスコ杯を「調整試合」のよ うに扱えば、ナビスコ杯と第2ステージの「京都−東京」はつまらないものになった のではないかと思います。川崎にも我那覇という注目のFWがでてきました。これら は常にベストで戦う(個人のみならずチームとしても)ということからでてきたもの と思います。

 一ファンとしてはこれらのような熱い試合が増えることを期待しています。



20■Akiko Morisaka さん

 どうも、はじめまして。私はセレッソサポーターのA.Mと申します。アビスパファン、ってわけでもないですが、今回のこのコラムに関して、「何言ってるのん?」って思ったことがあったので…。いや、大体は、他の方々が言っておられることと同じ考えなのでここでは省略。(大住氏の考え方が理解できない、というもの)

 私が言いたいのは、「リザーブチーム」という表現はおかしいのでは? ということ。

 だって、みんな、トップチームの選手なんですよ! 「リザーブチーム」ってのは存在しないんですよ。そういう扱い方をすること自体、かなり失礼です。ベルマーレ戦に出場した(それも勝った!)選手たちに謝っていただきたい。

 それに、ナビスコカップに出場する、ってことは、ちゃんと登録された選手たちじゃないんですか? 出場するために登録されているのではないんですか?

 支離滅裂な文章かもしれませんが、私がこのコラムに対して最も憤慨しているのはこの点です。



19■野中政宏 さん

遅ればせながら私も一言意見したく、筆を執りました。

大住氏のコラムも皆さんの意見も拝見しましたが、どうやら少し両者の間で観点の違 いがあるようなので、まずはそこを指摘したいと思います。大住氏は規約42条その ものの意義と適用について語っておられるように思うのですが、皆さんは今回の件に 限って42条を考えておられるようです。まずはその認識の違いを修正しなければ、 ここでの議論は意味のないモノになりかねないと思います。

ここからは私の意見です。

●第1点について。
確かに今回の件はカップ戦で起きた問題ですから、大住氏の"リーグ戦での例え"は一 見当てはまらない様にも思えます。しかしこの規約42条は今回突然出来た規約では なく、リーグ終盤戦、例えば昨年のレッズ対サンフレッチェ戦でサンフレッチェがメ ンバーを入れ替えていれば、やはり適用されたはずの条項です。あの試合でもしサン フレッチェがメンバーを入れ替え、レッズが勝っていたら、今のようなスッキリとし た形で今シーズンを迎えることが出来たでしょうか。

フェア・プレーを基本に考えている我々としては、この条項はとても重要なものだと 思います。ですから、規約42条そのものを骨抜きにするか有意義なモノにするか は、やはり大住氏の意見通り、今回の件に対するJリーグの対応で決まると思いま す。

●第2点について。
私も、勝利に向けての最大限の努力はすべきだと思います。ただ、それは目先の試合 に限らず、シーズン通しての勝利(優勝、もしくは下部リーグ落ちを免れる事)を目指すこともまた大切だと思うのです。アビスパが昨年下部リーグ落ちを免れた要因と しては、終盤踏ん張った事も大きいでしょうが、シーズン前半戦で他チームに比べて 貯金を築くことが出来ていたからでもあるのではないでしょうか。

リーグ戦とカップ戦、どちらが大事なのかは、Jリーグが決めることでも、我々サ ポーターが決めることでもなく、クラブが決めることであるはずです。カップ戦を勝 ち抜いて手に入れる賞金も、リーグ戦に生き残ってトップリーグで来季もプレーする 事も、すべてクラブの運営に大きく関わることですから。どちらを優先しようが、そ れはクラブの事情によるものですから外野がとやかく言う問題ではないでしょう。実 際TVのニュースで見た範囲では、アビスパのサポーターの方も監督の選んだメン バーに対して好意的なコメントが多かった様です。

クラブにとって大事なのはJリーグに媚びを売ることではなく、サポーターに支持さ れることだと、私は思います。監督と監督の選んだメンバーを、クラブ(=フロン ト)が、Jリーグから守る姿勢を見せた事について、私は感銘さえ受けています。代 表とはえらい違いです。

●第3点について。
プロとして集客のことは考えなければならない問題でしょう。しかし、本当にメン バーが落ちていたから集客できなかったのでしょうか? どなたかの意見にあったよ うに、平塚が訴えてきたわけでもないのに我々がそれを心配するのは筋が違うと思い ます。また平塚としても『アビスパが有名選手を出場させなかったから観客が集まら なかった』などと訴えを起こすのは、恥ずかしくて出来ないんじゃないでしょうか。

自らのホームスタジアムに観客が集まらないのは、自らの責任でしょう。対戦相手に 関わらず、自らのサッカーとクラブそのものを愛していただけるようになれば、観客 の足は自ずとスタジアムに向かうと思います。

補償金云々の議論があるとすれば、それはメンバーを落として試合に臨むに至った、 アビスパの算段についてではないでしょうか。
1)アビスパの言う『今日のベストメンバー』で勝利を狙うのはクラブとして正しい 言い分です。
2)Jリーグの言う『しかしこれは、いつものレギュラーメンバーではない』のも確 かです。
この1)、2)を踏まえて平塚側が指摘できる唯一の材料は、『いくらJ1チームと J2チームの対戦とはいえ、そこには"メンバーを落としても勝てる"との目論見が あったはず』という点のみではないでしょうか。『我々にもプライドはある』『名誉 毀損だ』『フェアではない』と訴えることは可能でしょう。しかしそれも、負けた今 となっては恥ずかしくて言えないでしょうが。

したがって、仮に補償金を支払わなければならないとしたら、それは集客に影響を与 えたからではなく、相手クラブを侮辱したことに対して支払うべきだと思います。

●第4点について。
これはほとんど大住氏と同意見です。来年から施行されるサッカーくじの事を思う と、不正があってはいけませんから、是非とも公正な試合をと願います。しかし、今 回のようにリーグ戦とカップ戦でメンバーが違うことは、我々も(既に!)ある程度 納得済みですから、たちまち『リーグ戦と違うメンバーでカップ戦を戦うなんて予想 もしなかった。どうしてくれるんだ、俺の金!!』なんて事にはならないでしょう。 ましてクラブが試合の重要度を判断するのは、先にも述べましたがクラブの事情によ るものですから、我々がとやかく言う問題ではないと考えます。

思うに『公式戦は等しく大事である』というのは建前に過ぎないのではないでしょう か。実際には、優勝を決める試合と優勝を決めた後の消化試合とでは、見る側も(恐 らくは)プレイする側も意気込みが違うではありませんか。これを等しく大事だと 『言う』事は出来ますが、強要した上に満足のいく結果を得るのは非常に難しいと思 います。

それよりも私が懸念するのは、もし万が一(あってはならないことですが)八百長試 合が行われた場合です。そうした場合にこそ、この42条は適用されるべきでしょ う。42条そのものは当てはまらないかもしれませんが、その『精神』は当てはまる ものと考えます。実際それが起きた場合には『リーグ永久追放』にしたっていいくら いです。

●結論。
やはり、樫澤氏の意見通り『規約42条は心がけ規定である』との解釈が、最も妥当 なのではないでしょうか。もし今回のアビスパとジェフの件について何らかの処分を 下さなければならないのならば、『穏やかな裁定』を望んでやみません。アビスパや ジェフが、初めて大っぴらにメンバーを入れ替えたから処分はするけれども、実際の 現場と照らし合わせた場合、一方的に規約違反だと決めつけるわけにもいかない、 と。木之元専務理事のワケの分からん発言は、この際無視しましょう(笑)。

●疑問。
4月12日の試合についてのみこの規約は議論されていますが、19日の試合では他 の数チームもメンバーを入れ替えているはずです。これについてはどうなるんでしょ うか。ましてその数チームの中にはJ2チームも含まれていたはずです。J1チーム の方が論理上J2チームより強いとの認識に立てば、J2チームがメンバーを落とす 事の方が、より『勝利の追求』に対して問題があると思います。

●感想。
JリーグのHPに川渕三郎氏の見解が発表されていました。それを読む限り、川渕氏 は『世間一般に対して、Jリーグ=サッカーをプロモーションしている』ように感じ ました。『有名選手が各地方で試合をする中で、素晴らしいプレイと素晴らしいサッ カーを展開し、新たなファンを獲得しなければならない』と。そのための『規約42 条である』と。

有名選手=ベストメンバーとの解釈も短絡的だとは思うのですが、川渕氏の理想主義 的観点もわからなくはないので、ひとまずプロモーションについて考えてみました。 しかし、疑問しか浮かびません(苦笑)。本当にサッカーを好きな我々が熱狂できな い状態での『顔見せ興行』が、真のプロモーションになるのでしょうか? 大住氏が 天皇杯についてのコラムで指摘されていたように、見当違いな場所で見当違いな試合 を組んでも(これもたぶんプロモーションなのでしょうが)、観客は集まりません。

私事ですが、サンフレッチェのサポーターである私としては、カップ戦(特に天皇 杯)に強いサンフレッチェが『勝ち進むのは嬉しいが、間近で応援することが出来な い』現状は、憤慨を通り越して哀しみでもあります。

まして過密日程の中で規約42条を振りかざし、怪我人が出る事もいとわずに『興業 に専念せよ』とのお達しは、我々には到底受け入れられるモノではありません。真の プロモーションを展開するのであれば、『常にトップ・フォームで試合を続けなさ い』『君たちのその姿こそが観客を魅了する』『そのためのスケジュールは、我々が 責任を持って組みましょう』という態度に出て欲しいものです。

規約42条にひとつ解釈を付け足し、『ただし、リーグ戦とカップ戦では、共通のベ ストメンバーでなくとも良い』とするくらいの、粋な裁定は期待できないものでしょ うか。



18■樫澤秀木さん

大住様

 「Jリーグ規約42条は心がけ規定と解すべきだ」という私の意見に言及いただきまして、まずはお礼を申し上げます。しかしながら、やはり大住氏の見解には賛同できません。以下、基本認識、規約解の問題、規約運用の問題、現実的政治的対応の問題に分けて考えていきたいと思います。

●基本認識
 まず、基本認識として、スポーツの試合の問題を考える際には、当事者同士の関係から出発すべきだと考えます。当事者のどちらか一方から、Jリーグに裁定の申立があってはじめてJリーグは動くべきだと考えます。そうでなければ、極めて恣意的にJリーグが「問題を作り出す」ことができるようになってしまい、各クラブは萎縮してしまうのではないでしょうか。国の裁判所も、紛争当事者の一方が裁判に持ち込んではじめて動き出します。裁判所が、当事者は提訴していないのに、自ら「もめごと」に介入して裁定を下すことはありません。今回の問題に関して、はたしてベルマーレ側から申立があったでしょうか。私は、そのような申立があったとは聞いておりません。

 とはいえ、Jリーグが、リーグ全体の運営上の観点から、あるクラブに「介入」することはありうるかもしれません。しかしながら、その場合、まずはそのクラブの自治を尊重すべきであり、「介入」には慎重であるべきだと考えます。このように言うと、クラブの「やりたい放題」のように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。クラブの自治といっても、サポーターや地域社会の批判には常にさらされているのですから。(ちなみに、アビスパ福岡の公式HPには、誰でもが自由に書き込める掲示板があります。そこでは、毎日熱心なやりとりがなされており、クラブ批判の書き込みも日常茶飯事です。)

 以上、議論の前提として、私は、Jリーグは、各クラブの「自治」を尊重し、各クラブがそれぞれの実状、地域の状況に応じて運営されるのを支援すべきだと考えます。そして、この各クラブの「自由闊達さ」こそ、Jリーグの発展に必要不可欠ではないでしょうか。

●「ベストメンバー」は自ずと現れてくるものではない
 私は、先のメールで、Jリーグ規約42条は「心がけ規定」と解釈すべきだ、と主張いたしました。それに対して、大住氏は、この規定が曖昧であることを認められた上で、次のように述べられています。

「しかし私は、サッカーのチームがシーズンを戦っていくなかで、『ベストメンバー』が自ずと表れてくるものだと思うのです。出場停止、負傷、明らかなパフォーマンスの低下、ポジションを狙っている選手のポテンシャルなど、選手を代える要素は常識として予想される範囲のなかにあります。もちろん、選手の精神状態をはじめ(たとえば家庭問題で悩んでいるなど)、外からはうかがい知ることのできないこともあるでしょう。しかしリーグ戦を戦っている11人の先発メンバー全員がそうした状態であることはありえません。」

 これには納得できません。過酷な日程の中でレギュラー陣の疲れは相当なものでしょうから、むしろリーグ戦を戦っている「11人の先発メンバー全員のパフォーマンスの低下」は「常識として予想される範囲のなかにある」はずです。また、当日の出場メンバーは、調子を崩してスタメンから外されている者、昨年のレギュラー陣のキャプテン、怪我から復帰してアピールしたがっている元スタメンのゴールキーパー、自らは大卒の新入団であり、年下や同年輩のレギュラー陣に対抗意識を異様に燃やしている者などが含まれておりました。外部の者には分かりませんが、監督には「ポジションを狙っている選手のポテンシャル」の高さがよく分かっていたかもしれません。

 ともかく、私は「ベストメンバー」が外部の人間にも分かるように「自ずと現れてくる」とは思えません。もしそのことを認めれば、それは川渕チェアマンが言うように「ベストメンバーは監督の主観ではなく、客観的に決まる」ということを認めることになります。

●Jリーグ規約42条の解釈
 私は、やはりJリーグ規約42条は、罰則のない「心がけ」を規定したものと解すべきだと思われます。このような「心がけ規定」は、見方によっては「確認規定」とか「入念規定」とも言えるでしょう。つまり、「ベストメンバーで試合に臨むこと」といったことは、プロのクラブとして当然のことであり、ただそれを「確認」しただけのこと、あるいは「念には念を入れて」規約に入れただけのこと、というわけです。

 とはいえ確かに、規定161条1号では、42条に違反した場合、1500万円以下という制裁金が規定されています。このことからすると、42条は単なる「心がけ」規定ではないという解釈も成り立ちえます。しかし、今問題になっているように、Jリーグ規約はベストメンバーの定義をしておりませんし、またどのようなメンバー構成をとった場合に制裁を受けるのかについての指針も示しておりません。したがって、42条違反、そして制裁金を課すことはJリーグ規約において想定されていなかったと言えるのではないでしょうか。そうすると、42条は現実には制裁が予定されていない「心がけ規定」となるのでははいでしょうか。

 ところで、もし、42条を制裁に裏打ちされた強制的規定とするならば、ベストメンバーの定義や指針を決めておかなくてはいけません。もちろん、このような定義や指針は詳細には決められないでしょう。しかし、それらは、各クラブがそれに違反すれば制裁を受けると予想できるぐらいには具体的に決められていなければなりません。そうでなければ、クラブ側は、制裁を受けるのか受けないのかを予想できず、Jリーグ側の「胸先三寸」に常に怯え続けなければならなくなります。

 しかも、報道によれば、Jリーグは、これからベストメンバーの定義を作るそうです(2000年4月26日付 西日本スポーツ)。これでは、気に入らない無罪の者を有罪とするために後から法律を作るようなものです。これは不正義そのものです。

●Jリーグ規約42条の取り扱い
 では、Jリーグ規約42条をどう扱えばよいでしょうか。大住氏は、42条の基本的性格について次のように述べられています。

「今回の事件を離れてこの規約を考えると、Jリーグが健全な形で運営されるためには、非常に重要な決めごとであると、私は考えています。」

 注意していただきたいのですが、私は、前回のメールでも今回のメールでも、42条は不必要で廃止すべきとは述べておりません。私は、この42条が制裁と結びつけられるところが問題だと主張しています。つまり、42条が大住氏の言われるように「非常に重要な決めごと」として意味があるとJリーグが判断すれば、それは残してもよいと思われます。しかし、この42条は「心がけ」・「確認」・「入念」規定であり、制裁とは結びつかないものであって、それを無理に結びつけている161条1号は直ちに廃止すべきと考えます。

●運用の問題
 大住氏は「今回『裁定委員会』が示す判断が、今後の『基準』になる」として、次のように述べられています。

「結局のところ、現行のようなあいまいな表現の規定にし、実際の運用で基準を示していくしかなかったと思われます。」

 しかしながら、これは問題のたらい回しでしかありません。裁定委員会といえども、ベストメンバーの定義が事前に定められていない中で、公正な裁定を行うことはできません。基準を事前に示さず、「実際の運用で示す」とは、先程も述べたように、無罪の者を有罪とするために後から法律を作るようなものです。

 しかも、Jリーグ側からは、まだ裁定委員会が開かれていないにも拘わらず、制裁金500万とも1000万ともいう噂が流され、報道されています。そのため、アビスパは新外国人の取得を断念したそうです。このような噂が流されること自体も大変な不正義だと思われますが、ここではそのことには触れません。ここでは、制裁金が科されるのが当然という大住氏の主張に反論したいと思います。

 大住氏も認められるように、「これまで、この第42条に対する違反が問題になったことはありません」。しかも具体的な裁定基準もありません。この「アビスパの問題」が取り上げられる前に、Jリーグの中でベストメンバーの定義や具体的な裁定基準が議論されたとは、報道されていないように思います。むしろ、報道のかぎりでは、Jリーグ幹部はそのような問題があることを意識すらしていなかったのではないでしょうか(朝日新聞4月29日付朝刊では、木之本専務理事は「今回は教訓になった。出場試合数を元に主力を定義するなど具体的基準を決めたい」と述べているそうです。)

 そのような中で、いきなり制裁金を科すことができるでしょうか。むしろ今回は「注意」ぐらいにとどめ、「ベストメンバー」の定義などの議論を開始するのが公正な運用ではないでしょうか。しかも、もし制裁金が科されるとしても、500万や1000万という金額は、クラブの経営に深刻な影響を与えかねない法外な額ではないでしょうか。そのような裁定金額は、「違反行為」との均衡を失した、それ自体不法な金額ではないでしょうか(上記朝日新聞によれば、バルセロナがカップ戦準決勝を棄権したという理由で、約120万円の制裁金と来季のカップ戦出場権剥奪となっています。)

●現実的政治的対応の問題
 これは簡単に述べます。すでにご存じだと思いますが、今、ほとんどのマスコミ・個人のHPが、今回の問題について、「Jリーグの理不尽さ」を非難し、アビスパに声援を送っております。他のチームのサポーターでさえも、「この問題に関しては、アビスパを応援する」として激励しております。その点からすれば、現在、追いつめられているのは、むしろJリーグの方かもしれません。

 しかし、Jリーグが、本当に自らの発展を願うのであれば、それは簡単です。大住氏も述べられるように、
 「Jリーグの『裁定委員会』は、今回、規約違反を犯したクラブに対する制裁を実質的にゼロとし、今後の理事会でこの規定からカップ戦を除外するような改正を、チェアマンに諮問する道を選ぶこともできる」わけですから。もし、このような裁定が出されるならば、それはむしろ多くのサポーターやマスコミに歓迎され、Jリーグの権威を高めることにつながると思います。私はこの事態の収拾には、これが最も現実的で政治的にも実りの多い方法だと思います。(しかし、おそらく、そうはならないでしょうが。)

 最後に、大住氏は、「今回の事件が『規約第42条』を生かすのか、それとも殺してしまうのかが問われている」と強調なさっていますが、私は制裁という強制力に裏打ちされなければならないような「ベストメンバー規定」はすでに死んでいるようなものだと思います。そして、今回の事件で問われているのは、「規約第42条」などではなく、「Jリーグそのもの」を生かすのか、それとも殺してしまうのか、であると考えます。

 以上につき、反論等いただけましたら、幸いです。



17■T.Kさん

 いつも楽しみに見ています。特別に投稿頁ができるくらい大きな問題となっているので驚いています。

 私は大住氏の意見には賛成です。アビスパ福岡というチームをよく知らないのでそう感じるのかもしれませんが、先発の全員がリーグ戦と違うのはベストメンバーといえないと思います。平塚のサポータにも小島、三浦、山下といった全国区の選手を見ることができなくてがっかりしている人がいると思います。

 結果的に福岡が勝ったことで、議論が難しくなっていますが、やはり先発が大きく変わるのはベストメンバーといえないと思います。



16■Tsushima さん

 少々、法律に詳しい方に質問です。
 もし、協会の制裁が正式に決定したとします。罰金1000万といわれておりますね。このとおり、罰金1000万円がアビスパ側に課されたとします。一部大住さんのコラム中に記載があったのですが(法律の専門家うんぬん・・・)、もし、アビスパ側がこの措置を不服として裁判を起こすと言うようなことがあった場合、どちらの言い分がよしとされるのでしょうか。

 わたしの立場は、アビスパの露骨なやり方はちょっとまずいか、と思い多少の制裁はあってもいいと思うのですが、厳重注意くらいが妥当なのではないかと思います。次やったら罰金だぞ、というくらいの。個々の疑問については、naokiさんほか、大住さんのご意見に対する反論の方が筋が通っていると判断します。

 罰金を課すような重大な過失というのならば、規約の方もそれなりに「格」を持った記述でなければいけないのではないかと思いました。



15■N.Kさん

大住様

初めてメールを差し上げます

soccor clickでの貴方のコラム111ですでに結論なのかもしれませんが、やはり納得できなかったのでお便りをさせていただきます。

 まずは今回の件ですが、何の基準もないままに1000万という大金を制裁金として課すというのは異常です。「裁定委員会の決定が基準になる」というのは、つまり今まで基準がなかったということであり、守るべき基準がないまま違反であると決め付けてるわけです。規約の曖昧さから考えて、アビスパが法廷に持ち込めば、制裁金を払わなくてもよくなる程度の規約ではないでしょうか。

 Jリーグ規約はまだ手に入れていないので詳細が分かっていないかもしれませんが、ほかの条項で「Jリーグには絶対服従しなければならない」なんて条項がない限りアビスパには1000万円を払う法的根拠がありません。この状態で法廷に持ち込まずに制裁金なんて払ったらクラブの経営者は背任行為になってしまいます。

 次に本題です。
 (前置きが長くて申し訳ないです。読んでいただいていればよいのですが。)

 規約の理念を大事にするなら、という話しです。今回のメンバー入れ替えは、リーグ戦、カップ戦の過密日程にあるというのは共通認識ではないかと思っています。つまり、アビスパの4/12の出場選手が大住さんのおっしゃるベストメンバーでなかったとして、その責任の一端はまともな日程を組むことも出来なかったJリーグ側にもあるわけです。

 つまり、今回のアビスパの行動を咎めるならば、日程を最終的に判断した人間はその責を問われるべきでしょう。「誰もが納得するようなベストメンバーを毎試合に出せ!」とJリーグがいうならそれが可能な日程を組む義務がJリーグに課せられるべきだということです。規約の理念を実現する責任をクラブのみに委ねるのは間違いであるといわざるを
得ません。

 それでは。これからもコラムを楽しませていただきます。



14■naokiさん

 「Jリーグ規約」によれば、「Jクラブは、その時点における最強のチーム(ベストメンバー)をもって前条の試合に臨まなければならない」(第42条〔最強のチームによる試合参加〕)

 第111回拝見しました。

 確かに大住氏には、意見に対する回答を述べていただいており、感謝しているところです。ジェフの件についても興味深く読ませていただきました。しかし、お言葉ですがもう少し納得いかない部分がありますので再び、意見を述べさせていただきます。

> そのシーズンでひとつの理想型となるチームがあり、それをベー
>スにいろいろな要素で選手が入れ替わっていくのが、常識的なあり方
>といえると思います。その時点で、理想型に最も近いのが、
>「第42条」でいう「ベストメンバー」だと思うのです。

> 前回も書きましたが、ピッコリ監督は前後のリーグ戦ではシーズン
>開幕以来の「ベース」に近い11人を出していますが、その間に
>はさまったナビスコ杯では、まったく違う選手を出しています。

> ピッコリ監督が「負けてもいい」と考えてこの11人を送り出したとは
>思いません。「これがベストメンバー」という言葉も、心からのものだと
>思います。しかし「ベース」からあまりにかけ離れたメンバーでは、
>やはり「リザーブチーム」と言わざるを得ないのです。

 疑わしきは罰せずという、ことわざがあります。疑わしいだけでは、罰するに値しないという意味だと聞いています。しかし大住氏の主張するアビスパは、完全に見た目だけ、疑わしいだけで判断しているのではないでしょうか。

 アビスパがしたという話ではありません、が11人のうち、1人だけ休ませる意味で、試合に出ていない選手を1つのポジションだけ入れかえるとします。これは、最強メンバーと呼べるのでしょうか?

 あるいは11人のうち、11人休ませます。1人と11人とどこが違うのでしょう。11人変えるのが悪いなら、1人変えるのもだめなはずです。理由はベストメンバーじゃないから。違うとしたら、11人変えた方が、人目につきやすいというだけです。人目につくことがいけないということなのでしょうか。あるいは人目についたから悪いのでしょうか。普通ならば、メンバー1人変えて、ベストメンバーじゃないチームも制裁されるべきです。アビスパだけにお咎めがあるのは理解できません。見せしめになっているようです。

 大住氏はベースからの入れ替えが多すぎるからだめという意見なのですね。そう論法でアビスパを、最強かどうか判断しているとおもわれますので。もっと言えばそれだけで判断していると思われます。量が問題なのだと。あきらかに替えてきたとわかるところが問題だと。でないと

> ピッコリ監督が「負けてもいい」と考えてこの11人を送り出したとは
>思いません。「これがベストメンバー」という言葉も、心からのもの
>だと思います。しかし「ベース」からあまりにかけ離れたメンバー
>では、やはり「リザーブチーム」と言わざるを得ないのです。

 などと、ピッコリ監督の言葉を正当だと心から思っておられるのにやはりリザーブチームと決め付けるのでしょうから。しかし、たくさん替えたからベストじゃない、と言われるのは私が言えば、ベストじゃない(と思われる)←この5文字が含まれるのです。決してベストかどうかは判断できないはず。

 第42条には、最強のチーム(ベストメンバー)・・・の前に、その時点でという文句があります。大住氏のいわれる、ある時点のフォームとなるメンバーからどれだけメンバーがずれていようと、その時点で最強メンバーなら、なんら規約を犯していないことになります。答えは監督にしか分かりませんが、私はいろんな状況を含んだ上で最強メンバーだったと信じています。

ご意見楽しみしています。
なおき

 それにしても、アビスパが制裁されるのなら、市民オンブスマンのようにJリーグを制裁することも考えたいです。(日程についてとか)

 追伸、韓国戦の楢崎のプレーに対する新聞記事、よかったです。



13■樫澤秀木さん

大住 様

 アビスパ・サポーターの樫澤と申します。貴殿のホームページでの「アビスパの『規約違反』に断固たる制裁を」について若干の疑問と反論を述べさせていただきます。

 まず私の立場を申し上げれば、Jリーグ規約42条「Jクラブは、その時点における最強のチーム(ベストメンバー)をもって前条の試合に臨まなければならない」は、極めて曖昧な規定であり、各クラブへ「心がけ」を説いたものと解釈するのが相当と思われますが、これが制裁と結びつくところが問題だと思われます。以下、理由を述べます。

一 「ベストメンバー」の意味
 まず、「ベストメンバー」とはだれなのか、が問題になります。これは、過去の実績だけで決まるものでもなく、年齢によって決まるものでもないと思われます。しかも、当日のコンディションなども加味して考えなければならないでしょう。相手チームによって異常に燃える選手もいると思います。そうすると、選手の状態についての情報を最も多く持っているのは、当然、監督ですから、その監督の決定に疑問を唱えるには、それなりの根拠を持って主張しなければならないでしょう。はたして外部の人間が、そのような情報を持ちうるでしょうか。

 大住氏もおっしゃっていらっしゃるように、「アビスパは3週間で7試合の過密日程」だったのですから、レギュラーのコンディションが最悪だったということも予想できます。しかも在京・在阪チームとは異なり、福岡からアウェイに行くのは、かなり疲れることなのです。したがって、レギュラーの疲れは、相当のものだったし、またますます疲れることは容易に予想できたのではないでしょうか。

 このようなことを考えると、選手についての情報をもっとも豊富に持っている監督に、「ベストメンバー」選定についての広範な裁量権があると解すべきではないでしょうか。そうすると、Jリーグ規約42条は、監督が裁量的に決定するにしても、「監督がベストと考えないメンバーで試合をしてはならない」という、「心がけ」を説いたものではないでしょうか。(このような規定を「心がけ規定」と申しますが、法律などでもよく見られる規定です。)

二 勝利への誘因
 そうすると、次の問題は、監督が「勝つ気があるか」ということでしょう。監督のベストメンバーの判断の中身にたち入って異議を唱えられない以上、監督が果たして「勝つ気があったのか」が問われるべきことになるからです。しかし、明白な証言でもあれば別でしょうが、他人の心の中については分からないのが当然でしょう。

 したがって、Jリーグは、カップ戦での各チーム監督の「勝利への意欲」をかき立てる工夫しかできないはずです。私は、あの日程の組み方は、シード・チームに有利すぎると思っております。他のチームが強行日程に苦しむ中で、シード・チーム(日本なりのビッグクラブ)は、リーグ戦に集中できるわけですから、かなり不公平な感じがいたします。私は、Jリーグは、各チームの監督の「勝利への意欲」をかき立てる工夫は不十分だと思います。

 これは、べつにピッコリ監督に「勝利への意欲」が無かったといいたいわけではなく(それは外部の人間には分かりません)、むしろJリーグ側がなすべきことをやっていないのではないか、といいたいだけのことです。

三 「制裁」の要件

 「制裁」を課すには、それなりの要件が必要です。少なくとも、誰が、どのような基準に基づいて、どのような手続で判断するか、です。しかも、そのような要件が事前に公表されていなければなりません。明確な基準もなく、事後に、Jリーグが不明確な手続で制裁を決定できるとすれば、それは「正義」に反しますし、Jリーグの絶対王政のようなものです。

 以上の見地から、大住氏の意見に、以下、若干の疑問と異論を示させていただきます。

>■最強メンバーで試合に臨む義務がある
> 最初にあげたデータで明らかなように、4月12日のアビスパは、完全な
>「リザーブチーム」でした。その前後の試合を含めたリーグ戦のレギュラー
>の11人がそっくり欠けているのを、「これが現時点でのベストチーム」と強
>弁することはできません。アビスパが規約違反を犯していることは明白な事
>実なのです。

 なぜ、「これが現時点でのベストチーム」というピッコリ監督の主張を、外部の人間が「強弁」と言えるのか、分かりません。「アビスパが規約違反を犯していることは明白な事実」というのも外部の人間の憶測にすぎません。憶測で制裁を科すことはできません。

>■Jリーグの規約を守ることの4つの意味
> ではなぜこのような規約が存在するのでしょうか。
> 第1に、公平さを保証するためです。たとえば、リーグ戦の終盤に優勝争
>いをしている1チームの試合相手が、「もう順位争いに関係ない」と、完全
>リザーブのチームを出したら、優勝争いのライバルチームにとっては大きな
>打撃となります。下位争い でも同じことです。

 これは、トーナメントのカップ戦ですから、リーグ戦のたとえは不適切でしょう。また、そのたとえに従ったとしても、プロのチームは、最後まで一つでも上の順位をねらうのではないでしょうか。また、そのような姿勢をサポーターは要求します。したがって、このたとえはリーグ戦に当てはめても、やはり不適切ではないでしょうか。

> 第2に、ホームであろうとアウェーであろうと、観客にできる限り最高の
>試合を見せるのが、プロの責務であるということです。観客は、プロとして
>のサッカーの試合に入場料を払い、プロのサッカーはその入場料で成り立っ
>ているのです。最大限の努力をするのは当然のことです。

 これはそのとおりです。しかし、観客は、いつでもレギュラーを見たいわけではありません。むしろ「疲れたレギュラー」よりは「活きのいい若手」を見たいのです。ためしに、アビスパのサポーターに調査なさったら、ピッコリ監督の選手起用に賛成の声が多いと思われます。

> 第3に、アウェーでこのような違反をすれば、それは相手チームに金銭的
>な損害を与えるということです。この日の平塚競技場の入場者はわずか2261
>人でした。

これは、納得いきません。まず、観客は、球場に行ってはじめてメンバー構成を知るのが普通だからです。平塚球場の試合観戦を予定していたが、アビスパの選手が「サブ」だから、ということで、取りやめた人が果たして何人いるでしょうか。逆に、これは湘南ベルマーレの集客能力の低さに起因すると見るべきでしょう。

> そして第4に、来年からスタートするサッカーくじを考えれば、クラブが
>勝手に試合の重要性を判断してリザーブチームを出すようなことがあったら、
>大きなスキャンダルになります。

 これも納得いきません。まず、サッカーくじは、全試合の結果を予想するものであって、特定の試合の結果を予想するものではないからです。また、監督が、サッカーくじを気にして、選手の起用法を硬直的に考えることなど、むしろあってはならないことではないでしょうか。さらに言えば、くじの購入者は、各チームの監督の選手起用には非常に広範な裁量権があるということをも考慮に入れて、つまり「クラブが勝手に試合の重要性を判断」することも計算に入れて、くじを買うべきでしょう。それが、くじの醍醐味の一つではないでしょうか。

> Jリーグ規約第161条に、第42条に違反した場合、「1500万円以下の制
>裁金を科す」と規定されています。4月12日の規約違反に対する制裁金は
>いくらが適切かを判断するとともに、その一部は湘南ベルマーレに補償金
>として支払われるべきだと思います。

 なぜ、湘南ベルマーレに「補償金」を支払う必要があるのか、分かりません。アビスパがなにか湘南ベルマーレに「償うべきこと」をしたでしょうか。上記の通り、観客の少なさは、湘南ベルマーレの側の問題だと思います。

以上につきまして、反論等いただけましたら、幸いです。



12■石川 尚さん

 こんにちは。初めてメール致します。私は石川 尚という学生です。
 先ほど、貴方が書かれた”最強チーム問題”についての文章を読んだのですが正直言って疑問を禁じ得ません。貴方が言われている”Jリーグの規約を守ることの4つの意味”、なるほどと思うこともあるのですが、大半があまり意味のあることとは思えないのです。

 私は文章は素人ですので、直接的な表現が多く、語弊を生じることもあると思いますが悪しからず。

 まず、”公平さを保証するため”ですが、これについてはちょっと短絡的な物言いと思われるかもしれませんが、はっきり言うと、貴方が言われている”優勝争いのライバルチーム”のことまで考えてリーグ戦を戦っていかなくてはいけないんでしょうか? 順位争い、あるいは降格争いに関係がなくなった時点で来期のことを考え、若手を積極的に使うこともまたチーム強化上重要なことと思うのですが。だからといって11人入れ替えるのはやりすぎだというのかもしれませんが、人数の多い少ないはあまり本質的な問題ではないと思います。

 第2に、”ホームであろうとアウェーであろうと、観客にできる限り最高の試合を見せるのが、プロの責務である”ということですが、この言葉のみについては全くその通りです。でもお聞きしたい。”最高の試合”とは?この言葉は非常に広い意味を含んでいる言葉です。誰にとって”最高”なんですか?それによって”最高”の意味がかなり変わってくると思うのですが。やはり、チームにとっての”最高”、つまり結果を出すことをまず第一に優先すべきではないでしょうか。ひどく極端な言い方をすると、勝つなら手段(この場合の選手起用、もちろん暴力行為等の非常識的な手段は含みません)は選ばないしその過程で観客が楽しんでくれればなお良い、といったところです。厳しい言い方ですが、観客にいくら素晴らしい試合を見せても、負けてしまえばプロとしてあまり意味はないのでは? ”最高”の意味がはっきりしないことで、言葉の上では正論の、曖昧な理想論を振りかざしているだけのように感じます。

 第3に、”アウェーでこのような違反をすれば、それは相手チームに金銭的な損害を与えるということです。この日の平塚競技場の入場者はわずか2261人でした”ですが、これは福岡のみの責任なのですか? あるいは無名の選手が出ていたから、というだけだからなのですか? 確かに対戦相手に人気チームが来た方が観客は増えるでしょうし、福岡は人気のあるチームとは言い難いです。そういう意味で福岡にも責任はある。それは確かでしょう。・・・ですが、一番の大きな要因は、ホームチームの営業努力が実を結んでいなくて、ホームにも関わらず僅かな観客しか集められない、ということにつきると思いますが。文面を読む限り、そのようなお考えは全くないようですね。ここの箇所は読んでいて呆れてしまいました。

 そして第4に、”来年からスタートするサッカーくじを考えれば、クラブが勝手に試合の重要性を判断してリザーブチームを出すようなことがあったら、大きなスキャンダルになります”ですが、サッカ−くじは大金が動くギャンブルなのでそれに関してはクラブや選手側も慎重な対応をしなくてはならないというのなら私も賛成です。しかし、”クラブが勝手に試合の重要性を判断して”とありますが、それでは一体誰が判断するのですか? そして、始めにサッカーくじありき、的な論調になっていませんか? 確かに現実問題としてサッカーくじがあるのなら、慎重な対応をしなければならない。しかしそれを理由にクラブとしての主観を曲げることはないのではと思います。

 ”それぞれ重要な理由から、この規約第42条があると私は考えています。”罰則を課す際の明確な基準のない規約に、理不尽さを感じるのは私だけでしょうか?

 そもそも”ベストメンバー”とは? そしてそれを誰が決めるのか? 川渕さんが言っている”世間がおかしいと言ったら〜”の”世間”とは? または別の発言にある”主観ではなく客観〜”の”客観”とは? 明確な基準も示さず罰則を課すJリーグ側の問題点に触れていないのはなぜですか?

 独りよがりの考えですが、私が思うに、福岡はいわゆる”見せしめ”にされたのでしょう。各チームの選手起用に不満のあるJリーグ側が福岡を利用して各チームに釘を差しておこうと言う意味で、”見せしめ”にされたのでしょう。確かに全国区の人気がない福岡は格好の”見せしめ”でしょう。制裁を行ったところで、全国区での反発は起こるべくもない。それが真実ではないかと思っています。

 私は今回の件については、厳重注意という処分が一番適当ではないかと考えています。そのようにすれば、今回の件は”規約第42条”の存在を各クラブが考え、それぞれに意見できるかもしれない良い機会になるのではないかと考えています。頭ごなしに罰金を課してしまうと、クラブ側は言いたいことがあっても口をつぐんでしまうでしょう。

 もちろん福岡に落ち度がないとは言いません。また福岡に同情的な見方をされている後半の箇所も拝見しています。しかし、議論の大半が本質的ではないことに、また貴方の言う”四つの意味”に何も意味を見いだせなかったことを残念に思っています。

 このままでは、始まったばかりのJリーグが抱えた様々な問題点の1つが、そのままで持ち越されるのではないか、とは思いませんか?

 長文失礼致しました。



11■Cheremaruさん

 フットボールの真実、見させていただきました。僕も少し言わせてください。
 僕はサッカーは、全てを受け入れ、全てをさらけ出す、これができて初めて勝負にこだわれるのではないか、と思っています。アビスパ福岡はリザーブチームで試合を行ったと言いますが、福岡のチーム全体で考えれば、ベストメンバーという意味は解りますが、リザーブチームなんてことは勝ったチームへの、筆者の僻みにしか聞き取れません。そしてベストメンバーは、監督が決めることで、他の人達がとやかく言うのは本当に話でしかないはずです。夢や理想を語るのとおなじで、あまり現実的でないのではないでしょうか。



10■Petrushukaさん

 この文章は、全く馬鹿馬鹿しくて読んでいられませんでした。

> このうち、今季の7試合のリーグ戦で1試合でも先発で出場したのは、
> DF平島(2試合)、MF久永(2試合)、そしてFW江口(1試合)
> の3人、先発はないが交代出場がある選手がMF篠田、出場はないがベ
> ンチ入りがあるのがGK塚本、DF三好、MF牛鼻、FW松永。GK田
> 草川、DF水筑、橋口、MF新田、鈴木、小森田、FW深川の7人は、
> ベンチ入りもありません(アビスパの選手たちの名誉を傷つけることを
> 目的にこのようなデータをあげているわけではありません。議論に正確
> を期するためのものです*1)。

*1 すでに傷つけています。「あなた方は、とてもトップレベルじゃない。あなた方が出場したら観客そしてスポンサー様に失礼だ」、と。

> 「Jリーグ規約」によれば、「Jクラブは、その時点における最強のチー
> ム(ベストメンバー)*2をもって前条の試合に臨まなければならない」
>(第42条〔最強のチームによる試合参加〕)と、 公式試合(J1、J2、
> リーグカップ、スーパーカップなど)でのチーム編成の義務づけを行って
> います。

> 最初にあげたデータで明らかなように、4月12日のアビスパは、完全
> な「リザーブチーム」でした。その前後の試合を含めたリーグ戦のレギュ
> ラーの11人がそっくり欠けているのを、「これが現時点でのベストチー
> ム」と強弁することはできません*3。アビスパが規約違反を犯している
> ことは明白な事実なのです。

*2 基準は? 全く明記されていない。Jリーグがスタメンを決めていただけるのでしょうか?
*3 そうでしょうか? ばてたベテランより、他のメンバーの方がよい場合もあるのでは? 見たかった新人選手を見られたサポーターの喜びは無視?

> 第1に、公平さを保証するためです。たとえば、リーグ戦の終盤に優勝
> 争いをしている1チームの試合相手が、「もう順位争いに関係ない」と、
> 完全リザーブのチームを出したら、優勝争いのライバルチームにとって
> は大きな打撃となります。下位争いでも同じことです*4。

> 第2に、ホームであろうとアウェーであろうと、観客にできる限り最高
> の試合を見せるのが、プロの責務であるということです。観客は、プロ
> としてのサッカーの試合に入場料を払い、プロのサッカーはその入場料
> で成り立っているのです。最大限の努力をするのは当然のことです*5。

> 第3に、アウェーでこのような違反をすれば、それは相手チームに金銭
> 的な損害を与えるということです。この日の平塚競技場の入場者はわず
> か2261人でした*6。

> そして第4に、来年からスタートするサッカーくじを考えれば*7、ク
> ラブが勝手に試合の重要性を判断してリザーブチームを出すようなこと
> があったら、大きなスキャンダルになります。

> Jリーグ規約第161条に、第42条に違反した場合、「1500万円以下の制
> 裁金を科す」と規定されています。4月12日の規約違反に対する制裁
> 金はいくらが適切かを判断するとともに、その一部は湘南ベルマーレに
> 補償金として支払われるべきだと*8思います。

*4 このゲームに関しては、他のチームに影響していない。第一、「最強」の定義が出来ていない。そして、もちろん勝つつもりで試合に挑み、そして勝った。
*5 これは当然のこと。この試合も福岡の「最大限の努力」だと思います。
*6 これは福岡の責任でしょうか?責任転嫁もいいとこです。
*7 チームのコンディションも含めて予想する。当然のことでしょう。
*8 一部とありますが、残りは? あなたの言うことが正しいのなら、支払うべきはベストでない試合を見せられた観客でしょうか。それとも、スポンサーですか?


> リザーブチームを出すことは、彼らのプレーを実戦で見るチャンスで
>もあり、選手たちにとってもアピールする絶好のチャンスとなります*9。

*9 どのチームにも期待できる新人はいます。それを公式戦で確認できるところが、カップ戦の良いところだと思っていたのですが・・・。<Jリーグでは、Jリーグヤマザキナビスコカップ(1回戦〜準決勝)において、活躍が顕著であった若手選手1名をニューヒーローとして表彰する。これは、リーグカップにおける若手選手の活躍や新しいスターの台頭を期待して、毎年実施しているもの。>Jリーグも新人の活躍の場としていたのでは?

> もうひとつ忘れてならない要素は、日程の不公平です*10。アウェ
> ーのベルマーレ戦の3日後にJリーグで対戦する柏レイソルは、ナビス
> コ杯の1回戦をシードされており、12日には試合がありませんでした。
> 8日から15日まで1週間まるまる調整にあてることができたのです。


*10 ここが一番の問題です。福岡には柏、市原には磐田・鹿島とシードチームをぶつけ、「おまえらはJ2に落ちてください」と言っているようなものです。「思惑通りにならなかった」から金銭攻撃ですか? そのような意図がなかったとしても、そう思われて仕方のない、配慮のない日程だと思います。もっとクラブチームを大事にしないと、Jリーグ自体の存続も危ないと思うのですが・・・。

> しかし公式戦にリザーブチームを出すような事態は、今後一切あって
> はなりません。そのためにも、Jリーグは今回、断固とした制裁を下す
> *11必要があると思うのです。

*11 制裁されるのはJリーグ側ではないでしょうか。Jリーグは、「不公平な日程で申し訳ありませんでした」と福岡、市原に謝罪すべきです。また、基準を明確にすることも約束するべきでしょう。

最後に・・・今回の「事件」(ですか?)は、果たして福岡・湘南そして市原・大分サポーターから「ベストメンバーじゃない!」と苦情が殺到してのものでしょうか? サポーターが見て、納得して、楽しめた試合だったならば、全く問題ないと思うのですが・・・。Jリーグはいつもサポーターの声を無視し、このようなことを行うたびに、自分たちの首を絞めていることに気が付かないのでしょうか・・・。

サッカーマガジンか・・・道理でRE○S寄りの記事を書くわけだ・・・。もう2度と買いません。 



9■naokiさん

 アビスパに制裁をとの件、大変興味深く読ませていただきました。そこでいくつか指摘をさせていただきます。

> 第1に、公平さを保証するためです。たとえば、リーグ戦の終盤に
>優勝争いをしている1チームの試合相手が、「もう順位争いに関係な
>い」と、完全リザーブのチームを出したら、優勝争いのライバルチーム
>にとっては大きな打撃となります。下位争いでも同じことです。

 よくわかりました。しかしリーグ戦の例えを持ち出されましたが今回はカップ戦です。カップ戦でこういう例えをしてくれるとよく分かるんですが。カップ戦の例えはありませんか。今回のアビスパの件はカップ戦の話ですから。

> 第2に、ホームであろうとアウェーであろうと、観客にできる限り最高
>の試合を見せるのが、プロの責務であるということです。観客は、プロ
>としてのサッカーの試合に入場料を払い、プロのサッカーはその入場
>料で成り立っているのです。最大限の努力をするのは当然のことです。

 そのとおりです。まったくそのとおり。プロ選手の立場としたら、ですが。しかし今回、選手に責任はありません。問題は使う側の話ですので、選手が怠惰なプレーをしたのなら第2の理由にしてもいいかもしれませんが。もしかして大住氏は、選手がふざけたプレーをしたと考えておられて理由にあげておられるのでしょうか。

> 第3に、アウェーでこのような違反をすれば、それは相手チームに金
>銭的な損害を与えるということです。この日の平塚競技場の入場者は
>わずか2261人でした。

 平塚にはいつもどれくらい人が入っているのでしょうか。調べていないので、私には語る資格はないのかもしれません。しかし、客が入った入らないを相手チームのせいにすることはクラブの企業努力を見過ごしています。2000人しか観客のこないクラブと、2万人入るクラブの経営努力を問題にするべきで、本当に相手チームがあんなメンバー出したから、客が来なかったと思うクラブ側があったなら、そういう観念こそ問題にされるべきです。ちなみに私は、応援するチームの相手がふざけたメンバー出すのならば、それこそ応援にいきます。勝つ(であろう)試合でしょうから。

> そして第4に、来年からスタートするサッカーくじを考えれば、クラブ
>が勝手に試合の重要性を判断してリザーブチームを出すようなことが
>あったら、大きなスキャンダルになります。

 これについては意見はありません。
 私の中で意見が固まっていませんので。

> 以上のような、それぞれ重要な理由から、この規約第42条があると
>私は考えています。であれば、Jリーグは、今回のアビスパの規約違
>反に対して、断固たる処置をとってほしいと思います。

 氏はあくまで、アビスパが負けにいったと考えてあるようですね。しかし、この4つ、どこにもアビスパが規約違反をしたとされる根拠が書かれてないのです。なのに、締めはアビスパに制裁を。はじめに制裁ありきなのですか? 冤罪の可能性はないのでしょうか。どこかの県警みたいな話しぶりです。

 リザーブチームで勝ちに行ったとは考える事は出来ないのでしょうか。どこのチームでも勝ちたいものです。ましてや貧しいチームならば勝って賞金を取りたいはず。

 以上、なんらかのコメントをお願いしたく、送らせていただきました。



8■加藤悟さん

 報道等で聞いたこという前提で、次の問題もあると思います。
 ナビスコカップ1回戦でベストでないメンバーを送り込んだJクラブはないと信じています。しかし、唯一ベストでないメンバーを送り込もうとしていたチームがあります。それはジェフ市原です。Jリーグからの事前の指導により急遽3名を追加招集し、大分との第1戦に臨んだと報道されています。

 つまり、指導を受ける前のメンバーはベストでないメンバーということをクラブが自覚したからこそ、このような行動を起こしたのではないでしょうか。結果として、第1戦のメンバーはJリーグの指導によりベストメンバーが出場したわけですが、もし指導がなければジェフ市原はベストでないメンバーを送り込んだのでしょうか。

 他のJクラブは全てベストであると言って、自信を持って送り込んだメンバーであるのに、直前になって変更したのはジェフ市原だけです。本来大分戦に出場するはずであった3選手が怪我など急な体調不良ならば報道が間違っているのですが、Jリーグの木之本氏の発言の様にJリーグの指導の結果、変更したとしか報道されていません。

 ベストメンバーを送り込んだチームが罰せられようとして、未遂に終わったチームは委員会に図られることすらない。結果としてジェフはベストメンバーだったのだから問題はない。このように感じるのは私だけでしょうか。またJリーグがメンバーを意図的に操作した事にはならないのでしょうか。大分との第1戦がJリーグによる八百長試合だとはいえないのでしょうか。とにかく疑問が多すぎる騒動だと思います。



7■加藤 悟さん

>最初にあげたデータで明らかなように、4月12日のアビスパは、完全な
>「リザーブチーム」でした。その前後の試合を含めたリーグ戦のレギュ
>ラーの11人がそっくり欠けているのを、「これが現時点でのベストチー
>ム」と強弁することはできません。アビスパが規約違反を犯しているこ
>とは明白な事実なのです。

 あなたは強弁といっていますが、その一言で済まされる問題ではないと思います。果たしてあの時点の最強メンバーを決めるのは誰か? 出場経験豊富な疲労し切った選手なのか、紙一重の差でレギュラーになれない、出場を渇望している若手か。

 あなたはリザーブメンバーとベストメンバーを別物と考えてていらっしゃるようですが、果たしてそうなのでしょうか。今回の一番の問題はベストメンバーの定義がなされていないまま、このような処分を課そうとしている事です。ましてや結果の勝ち負けは問題ではない。監督が嘘をついているかどうかということとも言えると思います。

 仮にアビスパがベストメンバーでなければあなたのおっしゃる事は至極当然の事であり、アビスパは罰せられるべきであります。しかしながら、出場経験やメンバーが替わったからといってそれがベストでないと言い切れるのでしょうか。

 また、入場者数の事を問題にもしていましたが、仮にベストメンバーなら観客は増えていたのでしょうか。また、敗れて2回戦に進めなければその入場者数を失うことにはならないでしょうか。



6■Sei Tokunagaさん

 今週のコラムを読ませてもらいました。

 私はアビスパサポーターの者ですが、ここで読ませてもらった文章で、自分なりに「ここはおかしい」というところをあげたいと思います。

 ベストチームとはどういうことなのか? この過密スケジュールの選手たちの状態をテレビ、球場で見ましたが、湘南戦の前試合のジュビロ磐田戦は本当に疲れが見られました。その根拠は、その前の試合のヴェルディ戦を見た結果からです。この試合は2−0で試合に負けたものの、シュート数20本という常にアビスパペースで行われた試合で、対するヴェルディはシュート6本でした。もしできれば、その試合を取ったビデオを見て貰えれば分かるんですが。そして磐田戦のビデオと比べて下さい。今年のアビスパは、前、中盤からの積極的なプレスによるカウンターサッカーです。ヴェルディ戦ではその動きがよく見られました。比べて、ジュビロ戦はその動きが見られませんでした。

 この結果からして、試合最初からその状態で一試合を終えた後のアビスパ選手の疲労は、とてつもないものでしょう。もしその後、湘南戦で起用したらとんでもないことが起きていたんじゃないでしょうか? 選手はチーム、またチームのサポーターにとって宝です。それこそ、もし選手生命を失うことになる出来事ができていたら大変です。

 また違う視点で述べると、Jリーグの試合を行っていくには、監督の決めた選手11人をベースに考えて戦術などを考えていかなければなりません。そしてこの選手たちに加えて、途中交代の選手たち5人を決めますよね。しかし、Jリーグの試合に出られない選手たちはどうすればいいのでしょうか? もちろんサテライトの試合や練習でアピールしてスタメンに選ばれようとしているはずです。しかし、アピールには自分一人で出来る訳ではありません。サテライトのメンバーと試合を想定した練習や試合をおこなって連携やコミュニケーションを高めて、その中で自分をアピールしています。 

 全員の選手のほとんどが試合をできる状態ではなかったら、チャンスを狙っているサテライトメンバーを使った方が良いのではないでしょうか? 疲れ切った選手を混ぜるより、日頃一緒に練習した選手同士を使う方がいいと思います。もちろん、協会の方たちが言われるベストメンバーで臨めば若干、試合を見に来るサポーターが増えると思われますが、そこでふがいない試合を見せて、大量得点での負けがどの結果をもたらすかを考えていますか? それに、サッカーを見に来るお客さんへの宣伝を選手だけに求めるのが間違っていると思います。日頃の街頭キャンペーンやチームの宣伝が観客数に比例するのではないでしょうか? 世間がサテライトメンバーと言っていても、仮にもプロの選手ですよ。ベストメンバーではないと言うことは侮辱でしょう。

 そして勝ち負けが問題じゃないと言っていましたが、プロは結果が大事じゃないんですか? そのことはサッカーに限らず言えることでしょう。 

 来年からのトトカルチョ制度に関して言えば、今のように試合開始直前にメンバー発表をせずに、前日、前々日に発表するようにすればいいんじゃないでしょうか?



5■小川光彦さん

 私はアビスパ福岡を応援している、小川光彦と申します。

 私はこのコラムの発端となった事件について、大住さんと意見を異にします。結論から言うと、「アビスパはベストメンバーだった」と言いたいのです。
 理由はありません。私の論拠は、
「“ベストメンバーでは無かったという証拠”が無いので、ベストメンバーだった」です。

 その上で、この反論を「下らん」と片付けるのでしたら、時間の無駄ですので、ここから先は読まないでください。

 大住さんは選手の試合出場に関するデータのみを挙げ、リーグ戦のレギュラーの11人が欠けていると指摘して、これが現時点でのベストのチームとはいえない、などと書いてます。これだけでは『アビスパが規約違反を犯していることは明白な事実』と断定するにはあまりにも論拠が小さいと思います。

 福岡側が、「リーグ戦に出てた選手は試合の疲れが残り、カップ戦に出た選手の方が能力が上だった。」といえば、何の反論もできません。

 つまり、
 「アビスパの選手の一人ひとりのコンディションや、健康状態について完全に把握し、
そういったデータをすべて公開して初めて展開できる理論」なのです。少なくとも大住さんにはそこまで調査してからコラムを書いてほしかった。

 また、大住さんが「規約を守る意味」について書かれてますが、それがことごとく今回の事件に当てはまらない、ということを書いていきたいと思います。

 「第1の意味」について、この事件はカップ戦で起こったのだから、カップ戦の例を挙げてほしかった。例が挙げられないとすると、この事件には「第1の意味」は関係が無いといえます。

 「第2の意味」について、「ゲームに勝利したチームの選手が最高の試合をしなかった」と読めてしまいます。アビスパファンの私から見ても、手を抜いて勝てるほどアビスパは強豪とは思えません。先ほどの試合結果は云々と重なりますが、
「何年も連続して優勝争いをするような強豪チーム」か、
「リザーブの選手を出して“負けた”チーム」
に対してのみ使える「意味」です。

 「第3の意味」について、相手チームのタレントを頼りにして、クラブ経営をするなんてどうかしてます。この日の平塚競技場の入場者はわずか2261人と言うことですが、“ホームの湘南の選手が出場して”この数字なのです。大体、鹿島、磐田ならともかく、福岡に全国レベルで集客力のある選手がいるのでしょうか。

 第4の意味については…
 サッカーくじがまだ始まってないので関係ありませんね。

 あと、気になったことを少し…
 「しかし試合結果は問題ではありません。」とありましたが、プロスポーツをテーマにしたコラムで、この言葉は使ってほしくなかったです。

 以上、長々と書きましたが、読んで頂けたら嬉しく思います。失礼な個所もあったかと思いますが、スポーツに関して、文章に関してのド素人が書いたものとして、笑っていただければ幸いです。



4■益田康一さん(大分市)

 大住良之様

 いつも「フットボールの真実」を毎回楽しみに拝見しています。私は、大分市に在住の益田と申します。おもに、九州のJチーム全般を応援しているものです。今回のコラムに関して非常に不愉快かつ失望してしまいました。それは、事実認識のなさと協会の言い分をただ貴殿が代わって述べているにすぎないからです。

 まずメンバーについて、貴殿は一度でも博多の森で福岡の試合を見たことがありますか。今回、協会が大騒ぎするものだからそれに乗ってメンバーを見たのではないでしょうか。貴殿はコラムの中で、「選手の名誉を傷つけるのではなく、議論に正確を期すため」と書いていますが、自分は頭が悪いためどう考えてもナビスコに出た選手を傷つけているとしか思えません。

 おまけに、試合に勝ったことに対しても「関係ない」と彼らの努力を否定するような記述で、勝敗が関係ないのなら彼らは何のために戦ったのでしょうか。貴殿にとっては、福岡のサテライト=レベルが低いという認識のため、(いや確かにプロとしてはレベルが低いのは否定できません)最強メンバーで試合に臨まなければ規約違反だという論理になると思います。

 以下に、貴殿のあげられた「規約を守ることの4つの意味」について自分なりの考えを述べさせてもらいます。

 1について
 確かにそれは考えられることですが、今回はノックダウンのカップ戦であり、優勝争い云々と言う下りは、論理のすり替えだと思います。出るからには勝つというのはどのチームも考えていると思います。

 2について
 名の通った選手が出ていれば、サポータは満足すると思われているのならそれこそ、サポーターを馬鹿にしています。コンディション不良の名選手より、無名でも生きのいい選手の方が見ていても期待できます。(鹿島のベベットがいい例です)

 3について
 このコラムが最も馬脚を現した点です。まず、ナビスコの入場者数は、等々力の川崎FVS浦和の7,000人が最高で他も大体 2,000人から3,000人程度です。また、第2レグも似たり寄ったりです。(J1のホームですら)これが、平塚に金銭的な打撃を被ったというのなら、逆に平塚に失礼ではないでしょうか。

 また、自分は大分での大分VS市原の試合を観戦しましたが、市原も見事にサテライトのメンバーでした。当然、市原にも事情徴収&制裁金を課するのでしょうね。もしくは大分に金銭的な打撃を与えたということで補償金をいただけるのでしょうね。大企業をバックに持たない貧乏クラブなのでいただけるものは喜んでいただきますよ。中央の人気クラブには目がいくが、地方の貧乏クラブにはあまり関心がないようですね。(人の揚げ足を取るようなのでこの辺にしておきます)

 4について
 ベストメンバーだと八百長しないという保証はどこにもありません。また、過去海外や国内の他のスポーツでも八百長疑惑がありましたが、その時の選手は有名な選手もいたとおもわれます。(この辺は自分もはっきり分かりません)あと、証拠を見つける事も難しいのではないでしょうか。くじについては、今後も課題が出そうで紆余曲折があると思います。

 最後に、過密日程を上げて弁護しているように見えますが、そんなこと今に始まったわけではありません。むしろ、なぜ今まで選手を酷使してしたのか不思議でありません。今回、福岡がやり玉に挙がったのは、バックに大企業や協会の偉い人(森考慈GMの協会での地位は分かりませんが)がなく、かつ九州で中央からとおい(すなわち田舎)クラブで、いじめやすかったのではないかと思います。(いじめをやめようと言っている連中が率先していじめているから説得力0ですね。)その証拠に、古河という大企業がついている市原にはお咎めなし(協会があわてて事情徴収するようだけど)ということになっていますね。結局、地域密着や100年構想などうわべだけで、企業スポーツの枠から抜け出せないのかなと思うと残念です。

 いろいろ書きましたが、本当は協会に言いたいのですが協会関係者の代弁者がいましたので、ここに書かせてもらいました。

 貴殿はプロの物書きなので、自分のような一介のサポーターの意見など聞くわけではないですし、自分も別に議論しようとは思いません。もちろん、カップ戦を開催してもらってるスポンサーにも感謝しています。協会ともケンカしたくないし出来るなら円満に解決してほしいです。

 ただ、理不尽な裁定に対しては断固拒否し、クラブを応援し続けたいと考えています。
 今まで、貴殿のコラムには、感銘することや共感できることが多かっただけに今回の件は残念でした。しかし、今後とも楽しみにしています。そして、自分自身の中でもFOOTBALLについて、自分の応援するクラブに対していろいろ考えていこうと思います。最後に、長文・乱文失礼しました。貴殿の今後の活躍を願っています。



3■K.Uさん

 大住良之様

 第110回の「フットボールの真実」を拝読し、思うところがあり、メールを送らせていただきます。

 あの文章を読んでいて、結論が「制裁を」になるのが解せないのです。結局、アビスパの件で問題なのは、
(1)通常のレギュラーと入れ替わった人数が多すぎたこと
(2)アウェーで実施したこと
の2点につきると思われますが、これは制裁に値することでしょうか?

 (1)についていえば、これをもって理由とするということは、「アビスパのサブのレベルを問題にしているということです。しかし、試合結果をみれば、そういう追及の仕方はできないと思います。大住さんは「試合結果は問題ではない」と書かれていましたが、私は重要だと思います。大差で負けていれば、制裁も納得できますが。結局、アビスパは、相手チームと自チームの力量を比較した上でメンバーを決めたのでしょう。例えば、ジュビロが相手のゲームだったら、アビスパの今回のメンバーでは太刀打ちできなかったかもしれませんが。

 サブの人数が多すぎる、というなら、何人までなら許容されるのでしょうか? 常にベストメンバーで、というなら、選手が故障しない限り、毎回11人同じメンバーでなければなりませんね。そんなのは現実的でないでしょう。

 (2)については、相手チームにすれば、レギュラーが出てこない、という事態は大歓迎でしょう。観客動員が落ちる、という理由づけが成立するなら、疲労がたまったレギュラーを休ませることもできないでしょう? そもそも、観客動員はホームチームの力で伸ばすべきものであって、相手チームに頼るべきものではないはずです。

 アビスパは、J2落ちの可能性が非常に高いチームです。また、カップ戦であっても優勝する可能性などほとんどない、といっていいでしょう。つまり、金銭的なメリットもそれほどない。そんなアビスパにとって、リーグ戦とナビスコカップの重要性を比較すれば、前者が圧倒的に重要であるに決まっています。また、各チームにおいて、そういう事情の違いがあり、試合の重要性に応じてメンバーを替える、サブのテストをするためのゲーム−捨てゲーム−にすることがある、などの事柄は、十分に起こりえる事態として想定しておくべきだと思います。例えば、ワールドカップの予選で、予選突破、あるいは敗退が決定しているチームが、それまでの試合とメンバーを替えて試合をしたからといって、叱責されなければならないのでしょうか? その試合の結果次第で予選突破か敗退かが決まるチームは、「ベストメンバーで戦え」と要求する権利があるのでしょうか?

 Jリーグが言っている、「最強のチームで試合参加を」というのは、「見に来たお客さんに失礼」というのは建て前で、実際は「大会スポンサーに失礼」と言いたいのでしょう。アビスパを応援している人は、ナビスコカップにベストメンバーで出てリーグ戦に負けるよりは、今回の結果を選ぶでしょう。アビスパには、今回の雑音を消しさるためにも、リーグ戦で結果を出してほしいです。

 以上です。乱文ご容赦ください。今回はこのように意見を述べましたが、私はいつも大住さんの文章を楽しみにしております(本当です)。お身体を大切に。



2■S.Haraさん

 こんにちは、コラムー「フットボールの真実」大変興味深く拝見させていただきました。

 私は福岡ファンです。このコラムにて福岡の移動距離が長いこと、過密スケジュールであったこと、柏レイソル戦の福岡は一回やすんでるから勝てたなどの、TVでの誤報をといていただいてありがとうございました。とても感謝しております。ただ、あなたのコラムに関してどうしても納得できない点があります。もの書きのプロの方に、この様なつたない文章で意見するのは大変失礼だとはおもいますが、私の意見を地方球団ファンの一人として聞いてください。

1.「磐田ー福岡戦」にふれてないのはなぜ?
 大住さんは「湘南ー福岡戦」の前の試合、「磐田ー福岡戦」はごらんになったでしょうか? 福岡善戦と新聞に書かれたあの試合ですが、前半の30分過ぎから福岡の運動量はおちてました。何が原因でしょう? 主力選手のほとんどが蓄積疲労しているためだと私は思いました。私が新聞発表で「湘南ー福岡戦」を福岡がリザーブ中心で戦うことをしった時、当然のことだと思いました。疲労で疲れきった選手を使うよりコンディションのいい選手を使う・・・。これがいわゆるベストメンバーなのではないでしょうか? 次の試合に体力温存ではなく、もうあのメンバーで戦うしかなかったというのが私の見解です。

2.「市原ー大分戦」にふれてないのはなぜ?
 ほぼ、福岡と同条件で戦った市原には「制裁」を求めないのはなぜなのでしょう? 「福岡には断固制裁を!」といっておきながら、同じく主力メンバーを出さなかった市原に制裁は必要ないのでしょうか?福岡に制裁を求めるなら、市原にも制裁を求めるべきです。

3.「平塚競技場の入場者はわずか2261人」何を比較してわずかと言う表現なのか?
 本文中に、「第3に、アウェーでこのような違反をすれば、それは相手チームに金銭的な損害を与えるということです。こ の日の平塚競技場の入場者はわずか2261人でした。」というくだりがありますが、なんのデータを参考にして「わずか」という表現を使っているのでしょう? 私は平日にナビスコカップで、しかも福岡戦だったら、これぐらいしかこないと思いますよ。それだけナビスコカップがファンから軽視されてるってことです。

4.制裁の基準は?
 これは大住さんにいうことではないとは思いますが、基準が「ベストメンバーで臨む」などのあまりにあいまいな表現の規約によって、みんなが混乱しています。どうとでも取れる規約はファンにとっても、Jリーグにとっても、悪法でしかないので、福岡にこの制裁が加えるならこの部分を明確にすべきであるとは思いませんか??

 以上です。私は別に福岡側に問題がないとは思っていません。選手が疲労する戦法をとっている割には、試合中の選手交代が遅かったり、ある程度固定メンバーでしか戦っていなかったりするのは、やはり、ピッコリ監督の力量に疑問があるとしか考えられない。
 
 私個人としては、ファンも納得しているので今回はおとがめなしとすべきだとおもいます。キチンとした基準をつくってから裁くのすじでしょう。



1■T.Oさん(静岡県)

 こんにちわ。いつも楽しみコラムを読ませてもらっています。今回はアビスパのナビスコ杯におけるリザーブチームでの参加についていろいろ書かれていましたのでそれについて少し意見を。

 たしかに、Jリーグの規約もその規約が定められた理由もわかりますが、やっぱり、結果としてベルマーレに勝ったアビスパには誰も文句は言えないと思います。監督やチームの責任者が【これがベストメンバーだ】といいはるのにはすこしおかしさを感じますが。

 まず第一の理由について。。。
 たしかにリーグ戦の場合はそれは問題だと思います。カップ戦やリーグ戦に同じ規約を持たせているところがまず違うんじゃないでしょうか。現に、海外のリーグだってやっぱりカップ線には主力を温存しているじゃないんですか? まったく、ベンチに入れないと言うのはどうかと思いますけど。結局のところ、勝てばいいんです。カップ戦に最高のメンバーを出してリーグ戦にはベストメンバーをくめなかった。結局、どこかでコンディションなりの調整をしなくてはいけないんじゃないんですかね。それにたいして、アビスパはいや、監督は自分の考えるベストの方法を取った。それだけでしょう。

 第二の理由について
 観客が決めることでしょう。勝てば言いと思っている人だっている。それに、確かにチームとしてのパフォーマンスが落ちるのではないかと言う懸念は持つでしょうが、選ばれた選手たちは一生懸命やっているんです。誰がそこに文句を言うのですか、外野ですか? こうやって、問題にするたびに、カップ戦に選ばれた選手たちは嫌な思いしているはずです。せっかく一生懸命やって自分の中では最高のパフォーマンスをした。それに結果もついてきた。それで良いんじゃないですか?

 第三について
 たしかに、相手チームのホームで観客動員数が減ったとかいわれると困るかもしれませんが、所詮アウェーでしょ? チームを応援に来ているファンなんだから。そんなに問題になることでしょうかね。はたして、ベストの布陣で臨んだ場合、観客動員数は劇的に増えるのですか? 結局は勝てばそれだけ試合ができて観客を集めるチャンスが増えるんです。二軍と思っているのならベルマーレは勝たなければならないんです。勝つチャンスなんですから。(もし、二軍を出したと文句を言うならばのはなしですが)勝てば2回戦、3回戦と行けばそれだけ客も沸くだろうし、チャンスが増えます。それなのに勝てなかった。誰が文句を言えましょう?

 第四について
 これについては海外の動向を知りません。逆に、こういうあいまいな考えのもとにやっていること自体おかしいということです。問題は協会が無理な規約を作っていると言うことではないんでしょうか。こんなに過密な日程で、すべての試合にベストメンバーを出せ。ふざけるな。ある程度、プロ意識のある監督だったら何処の監督だって、そう思うんじゃないですか?

 ぜひ、今度、海外のサッカーくじのカップ戦に対する扱いをコラムで紹介してください。どう見たって、海外のリーグはカップ戦でできるだけ主力を使わないようにしてますよね? 問題にならないんですか?

 たしかに、全員、あまり経験の無いメンバーを出すことはやり過ぎだとは思いますが、負けようと思って試合をする監督なんているんですか? 結果が出てるんです。良いじゃないですか。